三井本館は、かつてはその名の通り、三井財閥の本拠であり、三井合名会社本社、三井銀行本店、三井物産本社、三井鉱山本店などがありました。三井不動産も元々は旧三井本館の管理室からスタートしているのです。現在でも、三井不動産の本社、三井住友銀行日本橋支店、中央三井信託銀行日本橋営業部などが入居しているほか、7階には、三井家の所蔵品を展示している三井記念美術館が、2005年10月に開館しました。三井家からの寄贈品を中心に集められたコレクションは、日本と東洋の古美術品を中心に、絵画、拓本、茶道具、装身具など約3700点を誇ります。江戸時代後期に活躍した画家、円山応挙の代表作「雪松図屏風」を始めとする6点の国宝と、71点の重要文化財も所蔵しています。
